カンテラ

ところで欧州でフットボールバブルがはじけてからというものの極々一部を除いて殆どのクラブは火の車でありどこも汲々として操業してることが露呈したわけですが。バルサとかマドリーが下部組織(ユース部門)に回す費用を削ったってのは正直ちょっとショックなニュースでした。そりゃぁお金かけて一生懸命育てたってプリメーラで活躍できるくらい芽が出る選手なんて1パーセントとかそのくらいなのかもしれないし途中でどっかから外国人選手とってきたほうが手っ取り早い補強方法なのかもしれないけど…でも一番削ってはいけない部分ではないかなあと思います。ねえ、オレアリー監督。*1で、ちょっと思ったんだけどバスク純血主義で名高いビルバオ、ここでプレイするにはバスク人であることが先ず第一の条件。親もバスク人じゃないと駄目でバスクで育った子じゃないと門前払いだとか。同じスペイン人でもアンダルシア出身だったりカスティーリャ出身だったりしたら駄目なんでトリスタンとかラウルとかは不可。フランス人だったとしても同じバスク出身だからリザラスはおっけー。でもバスク人人口て限られてるじゃないですか。またその限られた中でフトボルで身を立てようとしてる男子なんてそんなに数いないと思うんですよね。にも関わらずその中からしか取らないって決めててでも今まで一度もセグンダ落ちしたことがないってのは相当強力なカンテラを擁しているのではないだろうか。なんかそんなところで養成されたら骨の髄までエウスカディな感じになりそうで興味深いものがあります。つかそういうのってひとつの理想的な形でもあるのかもしれないですね。*2そういえばバルサカンテラっていうか超ユースというかお子ちゃまどうしのわーわーサッカー*3カンプノウの周りで見てきたんだけど、ソシオのEdiさん曰くFCバルサ自体結構巨大な組織で地元に密着してコーチとかドクターとか相当な数揃えてるみたいだし、街全体から我愛蹴球!という感じがして何かうらやましいものがあった。*4ってエスパニョールもあるんだけど。エスパニョールのサポーターの雰囲気とかがまた良かったんだよね…ラ・コルーニャ目当で見に行ったけどちょっとエスパニョールがすきになるくらいに感動した。その話はまたまとめてどっかに書きますが。あーもっかいいきたいな、バルセロナ

*1:こないだこの監督は若手を育てるのに定評があります、って実況が言ったら解説の東本さんに単に若い選手起用するのがすきなんですよねってあっさり言われて取り付くしまもなかった。そのとおりなんだけど。

*2:あやっくすみたいに育てて売って居なくなった分はまた下から適当に引き抜いて使う…みたいな傍目から見て結構ドライな運営の仕方も何か好きです。世界最強にはなりにくいだろうけどサ。<昔はどうだったか知らんが

*3:といっても皆めちゃ上手いでやんの。幼稚園児〜小学校低学年くらいなのに既に戦術が浸透していてちょっとびびった。

*4:会場外で売ってたポテトとなんちゃってチュッパは二人ともしばらく黙ってしまうほど日本人の口には合わない味だったが…