絶対音感について語ってみる

はっきりとそうとは言い切れないのですがわたしには絶対音感のようなものがあります。絶対音感を持つ人の世界ってどんなんなんだといわれるので自分なりに説明してみる。
絶対音感=車の排気音や雨音が音階で聞こえる…ということではなくて、逆なんです。自然にある音には元々高低があってそのうちで拾いやすい音を人間が後から勝手にドだとかレだとかって名前を付けただけ。だからわたしにとっては自然の音も音楽の音も全部一緒なんです。それに音ってドレミファソラシド+シャープとフラットだけじゃないんです。これはピアノの感覚で、トランペットだとかテューバだとかはそうらしいんですが、例えばドとド#の間にも無限に音は存在するんです。0と1の間には0.1があるじゃないですか。そして0と0.1の間には0.001があって0.0001があって…て言う風に、この音の次は何だなんて定義できないモンなんです。だから、音は階段状になってるんじゃなくて線で繋がってるとでもいいましょうか。そして何か一つの音、例えばコップを割った時に生じる音を耳にしたらこれは説明するならドとレの間の音でドにどのくらい近くてレからはどのくらい離れてる音だ、ってわかるんです。ブルーハーツの歩く花という歌のフレーズに「覚えたり教えられたり勉強したりするんじゃなくて、ある日突然ピンときてだんだんわかることがある」ってのがあるんですがそんな感じです。考え込むんじゃなくて自分の中にバーッて降りてくるんです。他の人はどうか知らんがわたしはこんな感じです。