切なさ乱れ打ち@ブロークバック・マウンテン

やっと見てきました。時々殴り合ったりセックスしたりする所以外は割と淡々とした展開(リバー・ランズ・スルー・イットみたいな)で最後の方はジャックの激情が迸ってちょっと胸キュンだったがたぶんあの2人がほもじゃなかったら途中で寝ていたかもしれん…が、最後の最後でジャックの遺品(イニスの鼻血付き服を後生大事に取っていた)と、それを飾ってこれからはずっと一緒だよていうイニスにちょっとじわっときてスタッフロールのボブ・ディランの唄で(´;ω;`)ブワッと来ました。後でじわじわ切なさとか2人の悔恨とかが迫ってくる感じで何か今大変息苦しいですwなんか、70〜80年代くらいの、BL黎明期(男×男作品が今よりも異端視されてて読むのにも描くのにも背徳感が伴った頃*1)くらいの作品のテイストを感じた。パタリロとかにときどきこういう心に残る良い話があるんだよねー。風樹とかポーとかはまたちょっと違うけど。ちょっと懐かしい感じがしたなー。
個人的にヒットだったのはイニスのもっさもっさした喋り方と、夫と旧友のガチホモシーンを見てしまって「な、なんだってー!」みたいな表情のイニスの奥さん。あの人もかわいそうや。エスリンみたいに腐女子だったら救われたのにね(脳内設定)そう思うと「きらきらひかる」はまだ救いがある?のかしら。どうかしら。あと、こういう作品では結構どっちが上か下か気になるんですけど(凡俗ですいません)この2人ってその辺あんまはっきりしないというかさしつさされつの関係だったのかなあとかしょうもないことを今考えています。どっちなんだよう。

*1:今が麻痺してるだけかもしれんが