Y.H.V.H.@魔神の遊戯

読み終わりました。この本の感想をちゃんと書くとネタバレ必至なんで散文的に。


物語の途中でバンバン人が死んでくのに暗闇坂とか龍臥邸みたいに恐くないなあ、てかなんで御手洗居るのに被害者出るのよ、駄目だろそれ、とか、昔は権威を嫌ってた人だったのになんでこんな紹介状が山ほど来るような権威の固まりみたいになっちゃったのかなあ、こんな展開は正直嫌だなあ、とか苦々しい思いともの凄い違和感で読んでたんですが………強ちわたしの読みは外れてなかったってことで。
まあ、「外国人」だけじゃ弱くて、スコットランドジモティーしか居ないような田舎に東洋人が居たらもっとすごい目立ちまくりだもんねえ。
御手洗の憤怒の形相っていうところであれ、どんなんだろう、見てみたい!とかちょっと思ってたんだけど…
「ジョージ、ひさしぶり」の辺りの登場の仕方、これでああ〜って感じだった
あとジェバンニが一晩でやってくれましたみたいなネタはちょっと笑えて好きでした。
でもネタばらしした後でも犯人の動機がどうも曖昧ってか腑に落ちなすぎて…これだけのためにそこまでするか?っていう…無理があるなあ。 
「魔神の遊戯」っていうタイトルはなんか好きだけど、魔神ってほどこわくもなかったのが残念かな。
まあ、そこそこおすすめです。でもシリーズ初めて読む人はこれから読んだら駄目だw