摩天楼の怪人

ちょっと前に読み終わってた。若い頃の御手洗のお話。最初と設定が色々と(ry
なんてもう言い出したらきりがないので云いませんが(でもノーベル賞がとかなんだそりゃって感じでしたが
久々に大胆な感じの仕掛けとか色々、おもしろかった。時計ギロチンが結構お気に入り。いい仕掛けだ。
途中に挟まる本編とは実は関係ない挿話も短めで(どうせここは意味ないんだろうなと思いながら適当に流してたけど)読みやすかった。アトポスとか水ピラで投げそうになったわたしにはちょうどよかったです。
今回の相棒は石岡君じゃ無理でしたね。そもそもこの頃は出会ってもないのか。文庫で挿絵が色々あって最初に全部見ようかなって思ったんだけどネタバレあったらいやかもって思ってやめといたんだけどやめててよかった。後ろの方に壮大なネタバレがあったので。
そして相変わらずこの作品にでてくる女性はろくな目に遭わない。いつも気になるんだけど作者は昔女性によほどひどい目にでも遭わされたんだろうか。古風な人が好きなのかなって思ったりもするけど、でも作品全体の方向性とか探偵の思考的には欧米万歳って感じがするのに、大柄で華のある女性は嫌いなんですかね。レオナは除くとして。周りを利用しようとする奴が嫌いなのか。まあどうでもいい。
面白かったけど、一番ではないかな。比較的最近の作品だとやっぱネジ式ザゼツキーがいちばんすきです。